こんばんは。
医療法人社団ひだまり会・ひだまりファミリー歯科医院、院長の土井寛則です。
…さて…
やはりと言いましょうか…
千葉県での「まん延防止等重点措置」の適用が決定しました。
…決定してしまった以上、感染者数が多い…と言う事に他なりませんので、
皆様も、十二分に、ご留意いただき、感染防止のために
一緒に頑張っていきましょう!!
さて、本日は。いつもと趣向を変えて、ある本(まんが)のご紹介です…
…といっても…ゲラゲラ笑うまんがではありません…
…よんだあと、下手なホラーやオカルトよりも、よっぽど恐怖をおぼえた、
ある「実話の事件」のまんがです…
…ちょっと、ショッキングな内容ですが…
以下、ご紹介させてください……
先日、お亡くなりになった、かの『釣りキチ三平』で有名な漫画家の矢口高雄先生の、とある作品を読んだ…
…これは、実話の事件が元になっていると知り、かなりショックであった…
…その作品は『羆風』(ひぐまかぜ)…と言う…
AmazonのKindleで、読み放題登録している私は、幸運にも電子書籍で無料でこれを読むことができたのだが…
数ある矢口作品の中で、なぜ、この作品を読んでみようと思ったのか?…と言えば、これには原作の小説があり、それを矢口先生が漫画化されたものであったからだ…
その原作とは、動物文学作家として有名な戸川幸夫先生の小説『熊風』であり、これを矢口先生がマンガ化したのだ。
戸川先生と言えば、私が中学生の頃、何冊か楽しんで読ませていただいた記憶があり、
それ故、この矢口先生の『羆風』を読んだのだが…
♠日本史上最悪の熊害「三毛別羆事件」
作品『羆風』の内容は、実際に起こった「熊による人身被害で日本史上最悪の事件」と言われる「三毛別羆事件」(さんけべつひぐまじけん)を描いたものであった。
…1915年(大正4年)、北海道の開拓地、苫前郡苫前村三毛別にて実際に7名が羆(ひぐま)の犠牲に遭った事件であった。
…無知な私は、この漫画をみて、恥ずかしながら初めてこの事件を知ったのであるが…
…コワイ…そして、悲しい…
なんともやるせない感情に襲われた…
「腹破らんでくれ! のど喰って殺して!」
…クマに殺された7名のうち、一人は臨月を迎えようとしていた妊婦であった…
その妊婦は…クマに襲われながら、こう絶叫し、命乞いをしたという…
…反射的に、本能的にお腹の子供を守ろうとした母親…
…しかし、その絶叫もむなしく、羆に殺されたのだという…
…上半身から羆に食われたのだという…
クマに襲われた…母親の遺体からは、へその緒が付いた胎児が飛び出ていたそうである…
…この断末魔の叫び声は、運良く生き延びた生存者の証言に基づくものであった…
それだけに、なんとも、心が痛い…やるせない恐怖が背筋を走り抜ける感じがした…
♠尋常ではない羆の大きさ…
…そして、特筆すべきは、この人食い羆(ヒグマ)の大きさであった…
…この羆の大きさたるや…「それはそれは、尋常ではないほどの巨大な羆だった」…という記録が残っている…
…その記録によれば、体長270cm、体重340kg、7~8歳のオス…となっている。
…一般的なヒグマの大きさは、体長180cm、体重200kg位というから、
この事件のヒグマは、体長で言えば、普通のヒグマの1.5倍もあったことになる…
…1.5倍ときけば、あまりピンとこないかもしれないが…
…例えば、人間の成人男子の平均身長を170cmとしてみよう…
この1.5倍は…255cmと言う事になる…身長255cmの人間がいたとしたら…
と考えると、このヒグマが、どれだけ尋常ではない大きさであったか…ということが伺えるであろう……
…また体長270cmのヒグマが、二本足で立ち上がると、その高さは、なんと350cmにもなるというのだ……
…例えば…最近の二階建ての普通の一般家屋の、ワンフロアの床から天井までの高さが、だいたい240~270cm位だから…このはるか上を行くことになるのだ…
…こんな巨大な人食い羆に襲われたら…考えただけでも、いや、考えることすら恐怖でイヤになる…
…結局、この事件では、このたった一匹の巨大羆によって7名が死亡、3名が重傷となっている…
…この重傷者3名のうち、一人はその数年後、この時の傷が元でなくなっている…
(また記録上は、胎児を一人とは数えていないようだ…)
一つの事件で、これだけ人が殺されたのは、日本の熊害史上、類をみない多さである…
、
♠三毛別羆事件「現場復元地」
実は、この矢口先生の漫画を読んだ直後、最初に私の目に飛び込んできたのは、以下のネットニュースであった。
この記事の内容は、三毛別羆事件「現場復元地」を、実際に訪れた時の記録であった…
まず、この記事を見つけたときに、矢口先生の漫画を読んだ直後だったので、なんとも運命的な偶然を感じずにはいられなかった…正直、ある意味、怖さを感じるほどであった…
記事の内容自体は、戸川先生や矢口先生の『羆風』や、その他の資料については、一切ふれていないので、小説化されていることは、記事の筆者はしらないのかもしれない(??)…
ただ、この記事は、この羆事件の現場復元地が実在してることを、私に教えてくれただけでなく…
この事件の後日談…「クマの呪い?」を私に教えてくれた…
…これが、非常に興味深く、同時に恐怖をおぼえた…
♠関連図書紹介
…そこで、矢口先生の漫画をもう一度、読み直し…
そして、関連図書をAmazonで購入してしまった…
今度は、電子書籍ではなく、文庫で購入した…
…この三毛別羆事件は、元々は『慟哭の谷』の著者・木村盛武氏の克明な調査記録によって、後世に残されることになったのだそうだ。
この調査記録をもとに、
・戸川幸夫『羆風』
そして
の小説が誕生することになったそうである…
…現在は、これらを読みあさっている最中である…
そんな中で、以下のような「クマ被害」のネットニュースが、私の目に飛び込んできた
……
クマの出没と人身被害 岩手で過去最多に 2020年度 (msn.com)
♠最近のクマ被害報告の多さ…
この4月に入って、ネットニュースを見ていると、「クマによる人身被害」の報を相次いでみた様に思う…
…被害に遭われた方のご冥福をお祈りするばかりである…
…ところで、なぜ、この時期に「クマによる人身被害」が多いのであろうか?
…これには理由があるそうだ…
秋と春は、冬眠前後のクマが食物を欲する時期であり、同時に人間にとっては、キノコ狩りや山菜採りの時期である。この時期が重なるため、山中でクマと人間が鉢合わせになる確率が非常に高くなるのだという…
これが、春秋に、クマ被害が多く起きてしまう理由と言われている…
…例年?だったら…このニュースは、おそらく、私の目にはとまらなかっただろう…
関東は千葉県に住む私には、大変失礼ながら、あまりにも縁遠い話題だからである…
ところが、今年は、チョット違っていた…
「クマ被害」…と言う文字に、目が吸い込まれる感じであった…
と言うのも、上述のように、『羆嵐』をよんだ直後だったからである……
改めて、被害に遭われた方々のご冥福をお祈りすると共に、
史上最悪の獣害と言われる「三毛別羆事件」を、後世に伝えることの重要性と、
「クマ被害に遭わないためには?」を真剣に考える必要性を感じた次第である。
(…以下、参考になりそうなネットニュース、HPを、誠に勝手ながら、張り付けさせていただきます…まずければ、ご連絡をお願いします…。いずれにしましても、ご一考賜れば、幸いです…)
以上、本日は、いつもとちょっと趣向を変えて、
お勧め本のご紹介でした…
本日も、お付き合い、誠にありがとうございました…
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。
ひだまりファミリー歯科医院、ひだまり院長=土井寛則…
追伸…
なお、当院は
HPもございますので、是非ご参照ください。
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